#135 嬉しい再会。
先日、なつかしい仲間との再会があった。
SNSで連絡してきてくれたのは、
前職時代に大変お世話になった、ベトナム工場の工場長。
今では彼も独立して、
立派な、ベトナムのジュエリーメーカーの社長さん。
もちろんベトナム人。
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4、5年会ってなかったので、
連絡をもらった事も嬉しかったし、会えたのも嬉しかった。
苦楽を共にした仲間だ。
当時は、まだweb会議などはしておらず、ほぼメールでのやりとりで、
原型依頼やサンプルアップを、工場長である彼とやりとりして商品開発していた。
それも日本語で。読み書きまで出来る優秀な人だ。
私よりも随分若く、当時は青年のようで、
また、ベトナム人特有と言うのだろうか、
恥ずかしがり屋で可愛らしい印象があった。
商品をつくる際のお願いしたいことを、熱心にきいて実践してくれる、後輩のような存在だった。
ところが、現在の彼は、「社長さん」なのだ。
それも何だか、とても貫禄がついて、どっしりとしている。
あのカワイイ青年はどこいった?と感じたほどだった。
「元気でしたか~?」と日本語できくと、
「現金はないけど、元気です。」と
オヤジギャグまで飛ばしてきて、周囲の爆笑を誘った。
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私はちょっと驚いて「ちょっと~、それ言うために来たんでしょう?」と言うと、嬉しそうに彼もガハガハ笑っていた。
環境や立場で人ってこんなに変わるのだ、そう感じた。
他にも、社交的な彼の振る舞いを目の当たりにして、
社長として従業員をかかえ、この厳しい時代のなかで、
しっかり成果をあげて自信をつけてきたのだ、と理解した。
凄いし、勇気をもって行動したんだと、心から尊敬する。
ゆっくりは話せなかったし、私もマゴマゴして、話を聞き逃したようで、少し後悔している。
それでも、きっと日本でのビジネスチャンスを考えていると思うので、また会えるかな。
嬉しい再会でした。
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そして、彼の小指には、
とー―っても大きなDカラーのダイヤモンドが光っていた。