#114 熱量とウキウキとわくわく
先週末から、美術展三昧です。
気になっていたシャネル展、平日の夕方にも関わらず結構な人出で、若い方も多かった。
ブランドの人気を物語っています。
シャネルは敷居が高くて、お店に入ったこともない。
一つも持っていないし、欲しいと思った事もないのですが、
ガブリエル・シャネルの人生に興味がありました。
そして、この展覧会をみて、
ちょっとだけシャネルが欲しい、と感じます。
印象的だったのは、ドレスたちです。
観ていて、とても綺麗なラインなのに動きやすそう。
着て動きだしたらもっと美しくみえるのだろうと、
リズムにのるフリンジや踊るフリルが想像できるのです。
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遠目ではシンプルにみえるのに、
近づいてみると、ゾッとするくらい繊細な刺繍やパターンの複雑さがみえてきます。
(シャネル展は写真が撮れず残念です)
例えば、一部分の曲線の型のために、
どれほど大きな1枚布が使われたのか?とか、
数ミリ幅での布の切り替えの繰り返しとか、
一枚のドレスをつくるための、
手間というか「熱量」がヒシヒシと伝わってくる訳です。
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それは、ミナペルホネン展でも同じものを感じました。
同じお洋服でも、全く違うようにみえるクリエーションですが、熱量の重さ、一枚の生地や材料にかける時間と手間、つくり手の想いの重さにとても似ているものを感じ、感動しました。
そして、この二つのブランドのお洋服は、着てしまうとそんな荘厳な重みは消え去って、
「ウキウキ」「わくわく」女性の心を躍らせてしまうのだ。
羨ましいなぁ。
ミナペルホネンは青森県立美術館での鑑賞だったのですが、
美術館も素敵で、思い出にのこるものとなりました。
また、青森の自然がミナペルホネンのお洋服とリンクして感じられたのも良かったです。
電線模様のスカート 楽しいテキスタイル
日常にある、自然や生活の営みが「わくわく」や「ウキウキ」をつれてくる
そんなモノづくりを垣間見え、私もそうありたい、と思い、
帰ったらすぐ、自身のジュエリーをつくりたい、そんな気持ちになりました。