#113 オパールいろいろ

#113 オパールいろいろ

#113 オパールいろいろ

最近、再認識しているのが「オパールいいな♪」ってこと。

リメイクのご依頼でオパールをお預かりして、改めて実感しています。

遊色効果で見え方や印象が変わるのが最大の魅力。

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オパールだけでも充分美しい訳ですが、

相性の良いカラーストーンを添えると、これまた魅力が倍増するようで、

宝石同士が共鳴しあっている!と感じます。

今回のリメイクではルビーやターコイズを合わせており、石を配置しただけで、

「色味と輝きが増し増しだ!」とウキウキしています。

今から出来上がりが楽しみ♪

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そんなオパールは、調べるほどに奥深くて驚きます。

種類もとっても多い。

と同時に、気を付けて選んでいただきたい宝石です。

主要産地は、オーストラリアとメキシコで、近年エチオピアのオパールも多くみかけます。

エチオピアオパールは、見た目の美しさとボリューム感のわりにお値ごろなので、

私も、前職では使っていましたが、

最も、使い方を、気を付けたい宝石の一つです。

左がエチオピアオパール

というのも、

ハイドロフェン効果 → 水分を吸収する性質があり

見た目が変わってしまうこともあるから。

前職時代に、鑑定機関に検査をして頂いたこともあるのですが、

個体差があり、水につけても何ら変化のないものもあれば、

ウォーターオパールのように透明になるものあり、

色味や輝きが永続的ではない宝石なのだと実感した経験があります。

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もちろん使い方次第なので、汗や水に触れなければ、大丈夫なのかもしれません。

(最近はコーディング剤を施して、水分が入らないようにもできるそうです。)

また、黄色くなる場合などは、メイクのパウダーや硫黄などが原因とのことでした。

これは、オパールだけでなく多孔質の宝石、珊瑚や白メノウでも同じでした。

これは人気だったメキシコオパールとパライバ

ジュエリーはずっと変わらない、と声高に言ってきましたが、

どんなに良い宝石でも使い方や選び方によって、状態は変わってくるのです。

なので、キチンとした知識があり信頼のおけるところからお求めいただけたらと思います。

これはブラックオパール

そして、欲しいオパールがたくさんある、今日この頃なのでした。

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