#111 思考回路の違い
今日は六本木ヒルズまで打合せに行ってきました。
以前より、“大きなダイヤモンド”のリングが欲しい、とお世話になっているスタイリストさんから依頼されていて、
やっと「これなら」と思える石が見つかり見ていただくことに。
お仕事の合間を縫って、お時間をいただいたのですが、
六本木ヒルズで撮影って…、「六本木クラス」ってことだったのかしら?
むむむ、聞きそびれてしまった。
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そのダイヤはエメラルドカットの2.083ct(キャラット)
少し縦長フォルムが個人的に好みでもあり、かなりの美人さん。
VVS-1→10倍でみてごくごく僅かな内包物がある、という意味で、中が透けてみえるエメラルドカットに相応しいグレードです。
ギラギラした輝きではなく、凛とした輝きといいますか、惚れ惚れする美しさです。
ダイヤモンドはエメラルドカットが一番好きかもしれない。
色だけがvery light yellowで 明るい黄色なので、
それが気になる方にはおススメしませんが、
2ctはあまり見ないサイズなので、テンションもあがります。
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そして、即決でした。笑
「色だけは少しネガティブな要素なので、白が良いのであれば、止めた方が良いです。」
と説明するも、既にリングの枠はプラチナかイエローゴールドかを悩まれている。
いやいや、大丈夫ですか?と
再度、伺うも、リングの構想は巡っていて
決断が速すぎる訳です。
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確かに、かなりのお値打ちだし、
今は希少な宝石ほど探すのが難しいので、
次にこの大きさの美人さんをご紹介できるか、自信はない…、などとモゴモゴしていたところ、
「白いのが出てきたら、またその時教えてください。」
「え?」
暫く、意味が解らず、固まってしまった。
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ん~、何でも自分の力で叶えて来た人の思考回路って、
こんなかな?
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勝手に私が、大層なこと、と位置づけしていたようで、
「良いのが出てきたら、また買える」という思考が、
すごく軽やかで、自由に感じた。
いや、単に貧富の差なのかもしれない。笑
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それでも、日々忙しく働く、この女性の先輩が、私にはパワフルで美しく、軽やかに映ったのでした。