#83 あいかわらず修行中。
9月に発売予定だったブレスレットが、やっと、1月11日(火)にご紹介です。
何故こんなに遅れたのか、と言うと、
ブレスレットの一番長いパーツに
「カーブをつけるか、つけないか問題」に翻弄されました。
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結局、カーブをつけたのですが、この道のりが長かった。
そう、紆余曲折して、最初のデザインに戻ったのです。
何年やっても、こんなことに随分まわり道しており、正直、悲しくなりました。
自分が職人のように作れれば、きっと直ぐ解決できたよな。涙 そんなこと言っても仕方ない。
ただ、しぶとく続けて、辿り着いたことだけは良かった、と自分を慰めています。
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経緯は…
最初、うっすらカーブをつけていた。
直線が多い硬いデザインなので、ふんわり腕に沿うようにしたかったから。(ここで、終了でよかったのだ。涙)
しかし、その試作品を何人かに着けてもらうと、誰一人、カーブに気づかない。カーブが逆に反り返っても、気にならない様子。はて・・・?
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その反応に、脳内は大騒ぎ。
誰も気づかない程度のカーブに意味はあるのか?
逆に、お客様がカーブに気づいて、
「ここだけ少し曲がっている?=不良品?」と勘違いするのでは?と、直線に修正する。
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直線になったブレスをみて、
「お、スッキリして潔い!写真映りも良い!やはり直線だった!」と狂喜乱舞、また、浅はかにもブレスについてブログにせっせと綴る。苦笑
判断を鈍らせた要因は、
直線の方が写真映えすることにあった。シャープでスッキリ、よりモダンだった。
ただ、しばらく着けてみると、直線部分が気になり出す、
何だか直線が強すぎるようで心地悪い。
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そんな時、ブレスのブログを見た方から注文を頂く。
会える方だったので、その直線ブレスをお試し頂き、一応カーブもできますよ、とお話するも直線でオーダー。
(そりゃそうですよ、カーブの実物は無いんだもん。)
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その後、お時間をいただき、カーブと直線の2つを作り、見比べて頂きました。
ご注文は、カーブの方。
結局、着けるとカーブがしっくり腕になじむし、たまに反り返っても遊びがでて面白い。
写真映りや見た目は直線の方がカッコイイけど、(そちらを採用するのも有りだけど)私は着けた印象を大切にしたいと考え、カーブを採用した次第です。
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「あ~、どん臭い自分が嫌になる。」
あの狂喜乱舞やサンプル達は、何だったのだろう。
新年早々、こんな話題で心配されそうで残念だし、別では最初の感覚は正しかった、と妙な気分もある。
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何年、何十年やっても、まだまだ修行です。
2022年も、どん臭い自分と一緒に、精進いたします。