#73 2つの接客
先日、甲府にパールを送るために近所の運送屋さんに伺った。
いつもお世話になっている事業所で、日によって違う方が対応してくださるのですが、今日対応してくださった方が本当に素敵でした。
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先ず、元気で明るくて、それだけで、「お、いいねー♪」と、笑顔になるのですが、
私と同世代と思われるその方は、何だか慣れてないご様子、入って間もないのかな?
決して手際が良い訳ではないのですが、発せられる言葉や動きから、「心がこもっている」と感じます。少しアワアワしながらも、私や荷物を気遣う気持ちが伝わってくる。
最後は、本当に嬉しくなって、その人にも感謝して、事業所をあとにしました。
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何度も荷物を送っていて、こんな気持ちになったのは初めてのことでした。
ほんの短い時間で事務的なやりとりだけなのに、嬉しいな、有難いな、と思えるなんて、ほんと素敵だなーと良い気分で、次の目的地へ向かいました。
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目的を済ませると、いつものお楽しみで、その施設内のお店で
ブルーベリーパイを買ってかえるのですが、
そこの店員さんはいつも忙しそうで、気の毒。
ケーキコーナーで注文をしたくて待っている時も、
「声をかけないで!」と全身で表現しているように見えるので、声は出さず
「いますよ~、ここにいますよ~、気づいてね~」と微妙~に左右に揺れるという、海底のワカメ気分で見守る。笑
きっと目の端で認識されているのだろうけど、
こちらを見てうなずくことも出来ないほど、忙しく余裕がないのだな、と私がうなずく。
そういえば、毎回、違う販売員さんだったけど、同じだな。
伝統か?これが格式か? 心のなかで意地悪センサーが働く、イカンイカン。
大きな施設内のお店なので、取り置き分や発送などの梱包が忙しいのだろう。ふむ。
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やっとひと段落して、私に対応してくださるのですが、何とも機械的に感じる。
言葉はとても丁寧で、マニュアルに沿った表現なのだなと想像できる訳です。
午前中にとっても良い気分を頂いたので、このお店の雰囲気が、少し残念に感じてしまったようです。
(でも、私にはブルーベリーパイがあるので大丈夫♪)
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どんな一流の環境や近所のお店でも、決まった慣例があったとしてもなくても、
私は前者のような人に近づきたいな、と思い、ちょっと接客がしたくなりました。