#64 B BOY とパール。
先日、表参道のホームでみかけた光景は、
パールの連のネックレス45㎝くらい、9mm珠あたりの、照りの良い、シックで美しいネックレスをつけたBBOY。(B BOY風かな。)
金の喜平ネックレスの代わりに、パールのネックレスを着けたのかしら?
大き目の黒のTシャツ、短パンにハット。
鍛えられたウデと首。
顔はネックレスに目を奪われてみてないのですが、モデル風でもなく、普通の男性らしい雰囲気の若者でした。
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「ほほ~う!」彼を見た瞬間の心の叫び♪
そして、両手の親指をたて、力強く彼を称賛。(心の中で)
「やあ~、表参道にはいるんだね~、雑誌とかアイドルとかブランドの広告でしかみたことのないスタイルをするメンズが。」
「さすが、おしゃれタウン、表参道!」ブラボ~♪
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ちょっと嬉しくなって、
インタビューでもしたい気分だった。
「何故、そこにパールを?」私
「いやあ、カッコイイっしょ、それだけっす。」彼
こんな感じかしら。笑笑
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でも、本当に「カッコイイ」それだけだった。
無骨な雰囲気に澄んだ輝きのパールがポイントになっていて、洗練された感じ。
その分、元々の彼の雰囲気も際立っていたように感じる。
パールネックレス1本で。
あのサイズから言って、もしやお母さまのネックレスを借りたのか?とも思える。
それで全然OK---!
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本物の上質なパールが、洗練さの決め手だったと感じます。
もしもコットンパールだったなら?
一気に「ニセモノ感」が増し、「え?何がしたいの?」と感じていたハズ。
(これは私の偏見かもしれません。ごめんなさい。)
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これに似たことで、ドラマで財閥クラスの良家やお金持ちのお話で、その奥様達のジュエリーがコットンパールだった時のドラマへの失速感。
「あーーー、分かってないわー、現実味がないわー、」と興ざめ。資産があり余っている人がわざわざ、パールの代用品を選びます?んん?
何より、顔映りが悪い。
とそっちが気になって、ストーリーと世界観が野暮ったく見えてしまう訳です。
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「お顔まわりこそ、天然の本物のジュエリーを」と、
色石で人気のジュエリーブランドのオーナーデザイナーが、いつもお客様に伝えていた言葉を思い出します。
本当にそうだな、メンズもそうでした。
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本物の輝きに勝るものはなく、
良いものはどんな垣根も越えて良い!そう思った出来事でした。