#62  KAWS

#62 KAWS

#62 KAWS

目が✕(バッテン)のキャラクター、コンパニオンで有名なカウズ

その展覧会に行ってきました。

もともと「キャラクターの目を✕にしただけのアートって何?どうなの?」と、苦手なアーティストとして分類していたカウズ。

ただ、カタール空港で巨大なピノキオに遭遇した時は、衝撃でした。巨大すぎたし、それがそこに居る意味を考えない訳にはいかなかった。

きっとこの人の作品は、ある一定の人々を、共感、熱狂させる強烈な魅力があるのだな、と感覚で理解した。

「私は共感できないけどね、」と思いながら。

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それがどうしたことか、展示会に行って、あっさりカウズに共感。

フィギアが欲しくてたまらない。

自分の部屋にカウズの作品があったなら、などと妄想している。

まんまとカウズの魅力に引き込まれてしまった。

会場はブルックリンにある彼のアトリエを表現した内容だそうで、割とゆったりした空間に、彼の所有するコレクションも展示してありました。

また、20年前にも渋谷パルコで同名の展覧会(KAWS TOKYO FIRST)が開催されており、今回は原点回帰で同じ名称になったそうです。

最初は、特にワクワクすることもなく、「どんなもんかな?」と観はじめました。

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観ていくうちに、何だかニヤニヤが止まらない、コンパニオン達が愛しくてたまらない。

そんな感情になりました。

ある作品はシュール。カワイイ、楽しいだけじゃない感情もおきてくる始末。

個人的に好きだった作品は、

アトム扮するコンパニオンがピカチュウの内臓を取り出しているシュールな絵。

新旧、日本を代表するアニメキャラクターをいじってきます。笑

カウズ本人は東京が大好きだそうですが、皮肉っぽく(愛情たっぷりに?)日本由来のキャラクターをいじっている作品が、他にもあって、笑えます。

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私が感じた一番の魅力は、

無表情のコンパニオンが、とっても「人間っぽい」こと。

目が✕の無表情からは見て取れないハズなのに、

その感情や人間っぽさを、勝手に想像して、受け取れること。

それが「親しみやすさ」や「自分の分身」のように感じられるみたいです。

このうなだれたコンパニオン、まるで疲れたお父さんみたいです。マシュマロマンなのに。笑  

猫背っぷりが愛しい訳です。

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まだまだ書ききれない魅力が満載の KAWS TOKYO FIRST です。

ぜひ、ご興味ある方はのぞいてみてください。

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