#54  オリジナルの石

#54 オリジナルの石

#54 オリジナルの石。

現在、お手伝いしている企業の商品開発で、大きなカラーストーンを使ってジュエリーを作っています。

最近できたものも、とても豪華で、そのオーナー様らしいジュエリーになっています♪(発売されたらご紹介しますね。)

石にコダワリのあるオーナーで、デザインに合わせて石を磨っているのですが、

改めて、「オリジナルで石を磨る」ことが、本当に希少で贅沢なことだと実感しています。

オリジナルのサンプルの石達。不思議な模様が入っている石も…。

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大手ブランドのように数がある程度(30pcくらいから)頼めるのであれば、海外で磨ってコストも抑えられるし要望も通りやすいのですが、そういう訳にもいかず試行錯誤。

また、石は海外での品質管理も難しく、どんなに分かりやすく指示を出してもトラブルになることが珍しくなく、そのようなリスクもおかせません。

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以前、石の中央に穴をあけた色石を海外に注文したことがあったのですが、

まず中央に穴があいてこない、何なら穴もない、石の色味も違う、カタチも個々に違う、そんなことが日常でした。

何度リピート発注しても違うものが届くのです。笑

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そんな経験もあって、石の仕入れは実際にその現場にいって買付けてくるのが一番だと思っている訳です。

今は気軽に海外にいけない状況ですが、早く石屋さんが買付にいける日がくることを願っています。

そして、私も海外に石を買付にいきたいな、夢だな、とも思っています。

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ただ、今回の開発では、新たな気づきもありました。

いろいろな石屋さんを新たに探し巡ってみると、まだまだ素敵な石が身近にたくさんある、ということ。

海外に行かずとも、石自体もコストも魅力的な石はあるものだな、と感じたのです。

もちろん、タイミングや限定される条件付きですが、石屋さんが昔からもつ在庫などを丁寧に見せてもらえる関係性があれば、意外と良い石はある、と感じたのです。

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今回はオリジナルとして、一から磨ってつくってもらいましたが、

次回は宝探しのように国内でみつけた魅力的な石を、そのまま使ってつくっていく方法も良いかもしれない、そう思えたのでした。

…とはいえ、はやく海外に石を買付けにいける夢が叶いますこと。

コロナウィルスがはやく終息しますこと。

真に願うばかりです。

上の写真は6月15日の神田明神。

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