古代エジプト展
先日、仕事の関係で江戸東京博物館の古代エジプト展に足を運んできました。
ひさびさの博物館。
平日の午前中なので、すいているかと思ったら、結構な人の多さで驚きました。きっとみんな、自粛につかれ果ててしまったのでしょうね。自分も含めて、そう感じました。
さて、展示の内容はというと
ベルリン国立博物館の中のエジプト博物館から130点の作品を展示。
仕事と関連していなかったら訪れなかった展示会ですが、遠い異国の、そして紀元前につくられたモノたちのパワーや物語に感動し、良い時間となりました。
紀元前1000年も前に、すでに象形文字や神話が存在し、ガラスや彫金の技術も発達していたなんて驚きですし、モノが残っていることも凄いことですよね。
護符や魔除けとしての装身具も色鮮やかで、小さなものですが、ターコイズのおきものや胸飾りも印象的でした。
個人的に好きだったのは、こういった薄く彫られたレリーフ達。
宇宙からきた美しい手紙みたいです。実際は魔除けの呪文や神々の神話が記されているのでしょうが、私たちへのメッセージのような気がして、何かキャッチできないかと、ずっと眺めていたくなります。
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自分のアンテナではきっと来なかった場所。
自分の発想としては出てこないであろう、エジプトに関連するモチーフ達。
こういったものに仕事を通して巡りあえることが、不思議で、ありがたく、嬉しいです。感謝です。
自分の領域、範囲がじわじわ広くなっていく感じがするのです♪
以前は自分の興味があることだけ、好きなことだけをやって生きていくには、どうしたら良いのだろう、そんな事ばかり考えていました。
(今の時代の風潮は、きっとこれですよね。好きなことだけ得意なことだけやって、発信して、風のようにしなやかに生きていこう~。ひゅるる~ )
私は逆行しているのか? …そんなことはなかろう。
縁を通して、自分には全く縁がなかったものとつながっていくのだ。
自分の中から自分でも想像したことも見たこともないアイディアやジュエリーが、まだまだ出てくるのだ、そう思うとワクワクする。
そういう気持ちでいたいと思ったエジプト展。ありがとう♪
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ちなみに展示の仕方はあまり楽しくなく、雑然とした印象で、少し残念な江戸東京博物館でした。(言わなくて良かったですかね、すみません。)