かわいい、の技術。
「なんてことないけど、かわいい」そんなジュエリーが好きです。
そういうものを作りたいと思っているし、あわよくば「かわいい」の前に「すごく」の副詞も付くと、なお良い。
「なんてことないけど、スゴクかわいい…」
カタカナになったし、…も加わった。(…は、かわいい、を反すうする意味。)
先日、ラジオから「かわいい、の技術」というフレーズが耳に入ってきた。
話しているのは、佐藤オオキさん。
「かわいい」を上手に表現できるのは日本人ならではの技術、とのこと。
で、かわいいとは?
「かわいい」を、定義したり説明したりするのは、感覚的なことで個人差もあるから、本当に難しいけど「CUTE」ではなく、どちらかと言うと「Charming」の方。
オオキさんの言葉を引用すると、かわいいという感覚は、
裏切られない感じ、危害を加えなさそう、親しみやすさ、安心感、
弱さをうまく表現しているもの→ドラえもん(のネズミ)、弱点があるもの、完全無欠でないもの、など。
そういう感覚は、外国の文化や外国人はあまり持っていない美意識で日本人らしさ、なのだそう。
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なるほど。前にかいた龍安寺にも通じることだ。
(龍安寺もかわいい、ってこと?…そうかもしれない。笑)
「かわいいオジサン」もいるし「ふてぶてしい顔の猫もかわいい」「こぼしながら食べる先輩もどこか、かわいい」
この不思議な感覚は、“ロジックではない、親しみやすさ”なのだ、と理解する。
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かわいい因子が含まれるものの中に、MUJI(無印良品)とかISSEY・MIYAKEがあるとも言っておられた。
(ぜんぜんっ弱点なんて無さそうだけど? 完全無欠と思ってたよ。)
しかし、日本を感じるデザインの進化系だったり日本の伝統的な考え方が細部に宿っていたり、その感覚は確かにある。
自分が心を寄せられる、身近に感じられる空白や余白が残っているデザインなのかもしれない。
使う人のパーソナリティや気持ちが入ることで、美しさや楽しさが増すことなんだと思う。
この独特の感覚を上手に表現できるのが日本人らしさなのだとすると、本当にうれしい。
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「なんてことないけど、かわいい」っていうのも、身近に感じられるコトなのだよ。
ぜひ、着けてみてほしいなー♪