蝶々ピアスがやっと出来上がりました。珍しいハーフムーンダイヤモンドとペアシェイプのダイヤモンドをつかった贅沢なピアスです。
蝶が佇んでいるところから、“ ぱっ!”と羽根をひらいた瞬間の感じが出るといいな、と思ってつくりました。今まさに飛び立ったイメージです。
なので、4枚の羽根の中心から、外にむけてのラインをしっかりと刻み込んでもらいました。ギンギンに尖ったヘラという道具で刻んでもらいました。この中央がぼやけていると、きっと羽根をひらいた時の躍動感がなくなってしまうように思うのです。
ルーペでしか見えない世界ですが、目に入ってくる印象はきっと変わります。裏もとってもきれいに仕上げており、こっちが正面でも良い感じ。
思い切り「裏です」というデザインは悲しくなります。見えてないところはどうでも良い、という感じがそのジュエリーの人格でもあるように思えて、好みではありません。
取って外した時もキレイで美しい、外した時もちょっと楽しく良い気分にさせてくれるものをつくりたいと思っています。
さて、前置きが長くなりましたが、蝶モチーフについてお話したいと思います。前にも書きましたが、蝶は本当に良い意味やストーリーをもつ生きものです。少し調べただけでも、たくさん出てきます。そして、とっても神秘的な生きものなのです。
◆蝶をみると、運気が上昇しているサイン。幸運の知らせ。
◆春に現れることから、風水では「喜び」の象徴であり、縁起の良い生きもの。
◆芋虫→さなぎ→蝶々 美しい成長をとげ空に自由に舞いあがるので「美」と「成功」の象徴とも考えられる。子供のときに、蝶モチーフをプレゼントする風習がある国や地域もあるそうです。
◆ギリシャでは、愛する亡くなった人の化身。
◆キリスト教では、「復活」を意味。生命の再生の象徴。
◆日本では、蝶(ちょう)→長(長けている・秀でている)という意味などで、長寿や永遠を連想させ、婚礼の衣装やお祝の席の文様などで使われてきたそうです。そういえば、仏具の文様にもよく使われていますね。
これらを知ると、蝶モチーフを俄然つけたくなってしまいませんか?私もこのピアスをつけて、幸運がくるか試してみようかな。笑 そして、蝶がこのように世界中で素敵な意味を運ぶ生きものとして好まれているのは、その生物としての「神秘」があるからだと、思います。
この神秘は、次回に。