先週、東京国立博物館で開催されている
カルティエの「結MUSUBI」展に
同業者の先輩に誘われて行きました。
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先月にTiffany展に行ってきたので
比較も含めて、楽しみでした。
業界内での評判が聞こえてこなかったので、
地味な展示なのかな?と予想。
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カルティエのブティックが原宿にオープンして
今年で50年を記念しての企画展覧会だそうで
日本とカルティエとの関係にフォーカス。
その為、ジュエリーが主役という感じではなかったかもしれない。
後半は、カルティエとゆかりのある
日本人アーティストの作品展示だった。
それでも、日本を意識したジュエリーは
見応えがあったし、見やすく、
対象物に集中できる空間も良かった。
(勝手に吉岡徳人さんが会場構成を担当していると思い込んでいたが違っていた。笑)
空間が良かった事は、建物の良さも大きい。
東京国立博物館・表慶館といって
正門から左手にある少し小さな建物で
別の展覧会で訪れたこともあったが、
今回は館と展示が呼応して、本当に心地よかった。
古い洋館と日本の文化と
この展覧会のテーマを感じさせる空間だった。
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さて、本題のジュエリー達ですが…
やはり期待を裏切らない世界最高峰メゾンです。
どれも本当に素敵でしたが、
私が一番好きだったのは、こちら
青海波のブローチ。
一目で「これ好き!」説明不要の美しさだった。
どこが感動かというと、本当に当たり前の話だけど
均一なスキマとライン、
9個ダイヤが浮いてみえる取付け方
ダイヤが綺麗なことはモチロンのこと
全体の正方形がきっちり正確なこと
繊細な細工など…。
日本の伝統的な模様の青海波を
カルティエの技術力で
ダイヤモンドのレースのようなブローチに
仕立てていました。
後ろの壁紙も素敵で、着物の小紋の型紙だそう。
これもテーマと合っていて良かったし
主役を良い塩梅でひきたてていました。
他にも、目を奪われるジュエリーや
小物がいくつもありました。
表慶館に入れば、
この暑さも時代も忘れてしまうような空間です。
ぜひ、観に行ってはいかがでしょうか。