#177 打ち出の小槌

#177 打ち出の小槌

寒い日が続いていますが、

日が暮れる時間が少しずつ遅くなっているのに気づきました。

少しずつですが、春が近づいてきていますね。

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さて、先日、縁起が良さそうなジュエリーを納品しました。

SNSにも投稿しましたが、

上下にパールがついた、打ち出の小槌みたいなピアス。

勝手に、私が打ち出の小槌と呼んで喜んでいるだけなのですが…。

ダンベルの方が近いですかね?笑


パールとパールの間には、

一周ぐるりとダイヤがセッティンクされていて、

ダイヤが途切れることもなく繋がっている、

これまた縁起が良いと感じます♪

そして、どこからみても裏がない美しいデザインもとても好みです。

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実はこのピアス、

もともとは血赤珊瑚のペンダントトップがあって

そのペンダントをオーダーして下さったお客様から

「そのペンダントを少しアレンジして、こんなピアスも一緒に作れませんか?」

と承ったものでした。

なんとナイスなアイディア、逆にご提案をいただくとは!

ダイヤが入っている部分の原型を再活用しているので、

職人さんの手間や材料を少し省くことができ、

お値段も少し嬉しい逸品となりました。

何より、お客様からのご提案が有り難くて、嬉しかった。

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それで、半分忘れかけている

打ち出の小槌のお話についても調べてみた。

日本のいろいろな昔話や説話に登場していました。

鬼の宝物だったり大黒天さまの持ち物だったりして、

振ると宝物が出て来る「富」の象徴。

宝物だけでなく、願いをかなえてくれる力もあり

一寸法師は小槌を振ってもらって大きくなっています。

改めて、小槌のカタチをみると、

このピアスとは別物で、笑 

自分の思い込みの激しさにも笑いが込み上げました。

勝手な妄想でこのピアスををお客様が着けると、

打ち出の小槌みたいに

新年から

「豊かさや素敵なことがやってくるハズ!」と

思い込みたかったようです。笑

 

そんな気持ちも入ったピアスでした。

たくさん出番がありますように。

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