寒い日が続いていますが、
日が暮れる時間が少しずつ遅くなっているのに気づきました。
少しずつですが、春が近づいてきていますね。
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さて、先日、縁起が良さそうなジュエリーを納品しました。
SNSにも投稿しましたが、
上下にパールがついた、打ち出の小槌みたいなピアス。
勝手に、私が打ち出の小槌と呼んで喜んでいるだけなのですが…。
ダンベルの方が近いですかね?笑
パールとパールの間には、
一周ぐるりとダイヤがセッティンクされていて、
ダイヤが途切れることもなく繋がっている、
これまた縁起が良いと感じます♪
そして、どこからみても裏がない美しいデザインもとても好みです。
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実はこのピアス、
もともとは血赤珊瑚のペンダントトップがあって
そのペンダントをオーダーして下さったお客様から
「そのペンダントを少しアレンジして、こんなピアスも一緒に作れませんか?」
と承ったものでした。
なんとナイスなアイディア、逆にご提案をいただくとは!
ダイヤが入っている部分の原型を再活用しているので、
職人さんの手間や材料を少し省くことができ、
お値段も少し嬉しい逸品となりました。
何より、お客様からのご提案が有り難くて、嬉しかった。
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それで、半分忘れかけている
打ち出の小槌のお話についても調べてみた。
日本のいろいろな昔話や説話に登場していました。
鬼の宝物だったり大黒天さまの持ち物だったりして、
振ると宝物が出て来る「富」の象徴。
宝物だけでなく、願いをかなえてくれる力もあり
一寸法師は小槌を振ってもらって大きくなっています。
改めて、小槌のカタチをみると、
このピアスとは別物で、笑
自分の思い込みの激しさにも笑いが込み上げました。
勝手な妄想でこのピアスををお客様が着けると、
打ち出の小槌みたいに
新年から
「豊かさや素敵なことがやってくるハズ!」と
思い込みたかったようです。笑
そんな気持ちも入ったピアスでした。
たくさん出番がありますように。