あと一週間もするとクリスマスなんですね~。
昨日は気温が25℃もあって、歩いていると汗ばむ陽気で、困惑しました。
ジュエリー業界にとっては、一番忙しい時期ですが、私はいつもと変わらない日常です。
淡々とジュエリーを考え、追われる日々です。
今年は「形見」を考えることが多い一年でした。
リメイクをお受けしているので、その多くが「形見」なのですが…
初夏に、ある方から形見として残すためのお修理を承り、初秋にその方が亡くなり、冬に父が亡くなり、
人生や形見(残すもの)を深く考えることが続いています。
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また、最近の形見のお話は、
いつもお世話になっている方が、ご祖父さまの形見をいくつか受け継いでおられ、
その中に「ラレックスの時計がある」と。
「ラレックス⁉」 と笑いに包まれた訳ですが、
所謂、一流ブランド “ロレックス”の偽造品で「おもちゃです」とのこと。笑
おじいちゃん、騙されたのかな~?なんて、話していたのですが、
写メで拝見させて頂いたら、オールゴールドで、いかにもヤンチャな方が好みそうなイカツイ時計!ここで、また大笑い。
ただ、気になったのが、一緒に映っていたジュエリーが立派で良い仕立て、スゴク価値のあるお品にみえました。
なので、次回お会いする際に、全部みせてくださいと頼んでいました。
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結論を言うと、
そう、そのラレックスは ロレックスであり、おじいちゃんの形見は全て本物でした。
「どこでラレックスになったのか?」
とご本人も大笑いでしたが、
「眠っていたおもちゃが急に宝物になりました!」
とのこと。
そりゃそうだ、ズッシリと重い18金、それだけでも超お宝。おじいちゃんスゴイ!
高価なモノだけが良いとは、決して思いません。
それでも、やっぱり「良いもの・価値あるもの」は時間を超えて、おもちゃから宝物に変身するのだ、と心が躍りました。
その上、その時計にはもう一つストーリーが加わるのです。
「一時期、ラレックスだった期間があった」と、次に受け継ぐ人に、面白オカシク語りつがれていくのだと思います。それも楽しい♪
少なくて良いので、本当に良いものを手に入れたいと真に思います。
その時計は正規店でのオーバーホールをおススメして、ジュエリーはそのままお使いいただくことをおススメしました。そのままで素敵だったので。
高級時計のトラブルはとても多いとききます。
みなさん、気を付けてくださいね。