少し前に、トパーズのことを少し触れていました。
11月の誕生石なので、もう少しトパーズについて。
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個人的に、誕生石の中で地味な印象でした。
覚えづらく、水晶のシトリンをシトリントパーズと呼ぶ方も多くて、私の中でモヤっとした宝石でした。
ただ、前職時代、ロンドンブルートパーズ(深いブルー)は人気で扱っていました。
(今では、放射線照射の宝石を扱うのは控えています)
あと、あくまでもシトリンは水晶でトパーズではありません。
黄色の宝石は全てトパーズと呼んだ時代があったそうで、その名残のようです。
さて、トパーズに興味を持ったのが、
ルビーが「情熱」の宝石ならば、「行動力」の宝石って何だろう?と
疑問をもったことからでした。
自分自身の情熱を掻き立て行動する力が欲しいと、日々感じているから。
怠け者でダラダラしている自分を変えたい。
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ササっと調べたらトパーズが出て来て「え?そうなの?そうなんだ~…」、後からキチンと時間をかけて調べよう!と思っていた矢先、
リメイクのご依頼のお客様が11月生まれで、トパーズを探したり意味を調べたりして、トパーズが大好きになりました。
また、私見ですが、インペリアルトパーズは希少で、綺麗なものは小さくて激高い石しかありません。
(2023香港ジュエリーショウ・2023IJT・石屋巡り 自分調べ)
トパーズを持つことで行動力が付くかは分かりませんが、
名前の由来がサンスクリット語の「火」に由来するとか、霧深い到達困難な紅海の島「トパゾス」に因むとか、言われています。
トパゾスは、ギリシャ語で「探し求める」という意味で、そういった事から「行動力」と結びついたのかもしれません。
また、見ていると、心の中からメラメラと燃えるような「火」にみえたのかもしれませんね。
古代ギリシャでは力を与えてくれる宝石と考えられていたそうですし
邪悪なものを寄せ付けないと信じられていました。
聖書でも「火の石」とされ、胸当てにつけられたとも記されています。
そうなるとトパーズは、ペンダントやネックレスに使う方が良いのかもしれない…。
謎多き魅力的な宝石です。
歴史と権力者から愛された、自分を動かしてくれる宝石だと思えます♪