先週お納めした曼荼羅バルーンリングの
「どうしてこのデザインになったのか?」を今回は綴っていきたいと思います。
最初に松本めぐみさんから頂いた写真がこちら。↓
「この指輪可愛い♡持っているメキシコオパールで出来ませんか?」と連絡がきました。
可愛い?…ふむ。
私には少しグロテスクにみえるなぁ…笑、と思いつつもお受けしたのが始まりでした。
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前回もご紹介したのですが、
松本めぐみさんは風船会計メソッドを考案し、会計や経理、会社の業績を、数字が苦手な人にも、解りやすく多くの人に伝えている女性起業家。
その上、そのメソッドを使って
世の中をより幸せに皆で上がっていこう🎈と行動をおこしている。
仏教や密教にも精通されていて「慈悲」を大切に考えている素敵な人。
なので、リングには、数字と風船🎈をテーマに
そこにめぐみさんの哲学や理念「想い」を込めることを考えました。
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♦9石のオパール
全て違う大きさと色のオパールが集まって、
大きな1つの風船になって上昇するイメージ。
9石なのは、9という数字は1~8までの全てを包括する最後の数字で受容を意味。
丸っと全部、みんな違う方向をむいていても、全体で上昇する風船と曼荼羅になっています。
♦オパールを繋ぐ虹色の7石
7も仏教的に意味のある数字。
七日ごとの法要があったり七宝と呼ばれる宝があったり。極楽浄土の荘厳さを表現する際のたとえ。
みんなで上昇して素敵な世界を目指そうとするめぐみさんの考えに引き寄せられました。
実は他のアイディアもありました。
例えば、7石全部ダイヤとか地球の色と呼ばれるパライバトルマリンとか、めぐみさんが即決で「虹色の7石」を選ばれました♪
♦石を支えるアームの部分
新芽が上へ上へと、光を目指して成長するイメージです。これも上昇のイメージ。
♦テクスチャー
オパールの周りだけ紙やすりでテクスチャーを入れ、石が引き立つ仕立てです。
透明に近い石が多いので、周りのゴールドを粗く仕上げると石が際立ちます。
個々を尊重しながら、一つになって繋がって輝いていこうと考える、めぐみさんの想いをうけて、そうなりました。
こうして出来たリングは、めぐみさんそのものに思えます。
また、最初に頂いた写真のリングの痕跡もありますよね♪笑
華やかで大らかで明るくて、成長し続けようとする風船そのものです。
先日、このリングをつけてTED speechの収録を終えたそうです。
お写真を頂いたのですが、私自身も言葉に言い表せない気持ちになりました。
みんなで一緒に上昇して、明るい未来をみたいと思いました。🎈
いつもオーダーやリメイククジュエリーを作らせていただくと、私が幸せを頂いていると感じます。