#154 ダイヤモンドの顔立ち

#154 ダイヤモンドの顔立ち

猛暑の日々がつづいていますね。

東京は特にコンクリートの上を歩いていると、下からの熱気が尋常じゃない温度です。

もう亜熱帯です。近所では朝晩に蛍光色の、大きなオウムのような、鳥たちが飛んでいたりもして、驚きます。

先週、クライアント様とのやり取りのなかで、感動したことがありました。

さまざまなカットシェイプのダイヤモンドについて、その「顔立ち」に似合うセッティングを施す というお話をいただきました。

「顔立ち」…、とっても素敵な表現です。

よく「石の顔」という表現はききますし、同じことなのですが、

その方の、宝石への深い愛情を感じずにはいられませんでした。

 

エメラルドカットのセッティングについても、

「光の通り道をつくる」と表現されていて、これまた感動✨

エメラルドカットの顔立ちを考えると、面が大きくクリアで美しい特性を活かすには、光りを表現することが大切なのだ、と伝わってきます。

本当にこの石達を大切に想い、大切につくり、お届けしたいのだと、ビシビシ伝わってきて、嬉しくなりました。

このジュエリーを身に着けられる人は、本当に幸せだなと思います。

(ここで、お見せできないのが申し訳ないです)

もちろん、私もデザインをする際は、その石の魅力を最大限いかすことを念頭に、いつも石に接しているつもりです。

ただ、そのクライアント様には、いつも驚かされることが多く、凄すぎてゾッとすることもあるのです。笑

宝石にかける情熱や姿勢が、どんな宝石屋さんよりも、崇高で上限がないと感じます。

とにかくカッコイイのです。きっとどこも真似できない。

また、私自身20年も宝石業界にいてもなお、知らない宝石の真実を、正しく教えて下さる、本当に有難い存在です。

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こんなスゴイ宝石商から宝石を手に入れたいし、お届けしたい、自分も身に着けたい。

私も「顔立ち」の素敵な宝石達に、相応しい仕立てが出来るよう精進してまいります。

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