#144 地球がやり残したこと

#144 地球がやり残したこと

#144 地球がやり残したこと

先週、お客さまからのお問合せで、

改めてアクアマリンについて図鑑をみていて、

とても感動することがあった。


3/17の花園神社🌸通りすがりに

アクアマリンの熱処理についての表記だったのですが、

「アクアマリンのような加熱は、自然がやり残したことを補っていること…」

(価値がわかる宝石図鑑 諏訪恭一著)

“自然がやり残した”

自然(地球)が擬人化されているところが、心に響いたのか分からないが、とっても素敵な表現だなぁと、良い気分になった♪

「地球がうっかり忘れてしまった加熱を、人間がちょっとお手伝いして、本来の美しい宝石になった」

そんな物語に受け取れて、本当に嬉しかった。

共同作業みたい!とさえ思えた。(それは無いな 笑)

前よりずっと、アクアマリンが好きになった。


市場のアクアマリンの大半は、加熱処理が施されていて

加熱しても内部の変化はなく

無処理のアクアマリンとの区別もつかないため

加熱の有無で価値が変わることはない。

・・・・

ルビーやサファイアも殆どが加熱処理をされているけれど

非加熱のものは識別できて、特に価値があがる。

その認識が強かったので、

加熱していることを少しネガティブな要素として

ご案内する機会も偶にあったように思う。

・・・・

勿論、ルビーやエメラルドは無処理にこしたことは無いが

アクアマリンのような、エンハンスメントは、

もともとある資質を引き出すための“人間のお手伝い”として

今後はお伝えして行きたい、と思った次第です。

・・・・

宝石は本当に奥が深いし、伝え方で、

ニュアンスや真実、価値の捉え方が変わってしまうので

あらゆる知識を身につけることが大切だと思いました。

修行なんだな。


ほんとに美人さんなリングです

そして、今回、珊瑚とアクアマリンのリングがあって

いろいろな気づきや再認識があり、

やはり宝石は楽しい!し、”元気がもらえる宝もの” だと

改めて、心に響いたのでした。

ブログに戻る